日工組、遊技の多様性へ新たな内規を採用

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 日本遊技機工業組合は5月28日、通常総会を開催した。

 金沢全求理事長は挨拶で、業界の健全化に向け、機械作りに関して「射幸性を抑えた幅のある遊技性を持った遊技機」「不正に強い遊技機」「業界の将来に向けたECO遊技機」の開発製造、不正排除に向けた履歴管理の徹底、使用済み遊技機の円滑な回収とリサイクル(以上決議文主旨要約)、の5点を決議したと述べた。

 また、これに「回ることで期待感が持て、安価に楽しめるパチンコ」「将来に向けた幅広い遊技性の多様化した遊技機の開発」の2点も加えられたと説明した。

 これに関し日工組では遊技性の幅を広げるため新たな内規を採用。

 これは「特別図柄の抽選確率が1/260未満で、総獲得遊技球数期待値が6400個以下」「旧2種タイプ」(いわゆるハネモノ)の何れかを満たせば、特別図柄、普通図柄の始動口、特別電動役物、普通電動役物の作動口の賞球数を1個以上とすることができるというものだ。

 この際、前者の抽選確率計算については、各ラウンドの大入賞口の開放パターン(開放秒数、カウント数、賞球数)が同一であれば、1回の大当たりによる最大獲得遊技球数の1/4未満であっても計算に含めることができる。

 この新規内規については6月2日型式申請分から適用される。

 なお、前年度の証紙発行枚数はぱちんこ遊技機が約207万枚(うち遊技盤約79万枚)で約32万枚の減少。一方で回胴式遊技機は約46万枚で約15万枚の増加となった。

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