フィリピン進出第1号店が12月OPENへ

投稿日:

会見にはアジア・アミューズメント開発から田守順会長(中央)、山崎竜社長(右)、吉野博高取締役(左)が出席した。

 アミュゼクスアライアンス(田守順代表取締役)は11月25日、都内のホテルで記者会見を開き、フィリピン版パチンコホールが12月12日に現地にオープンすると発表した。

 同社ではフィリピンへの出店スキーム策定を目的に2014年7月にアジア・アミューズメント開発(AAD)を設立。同社を窓口にスキームを活用したパチンコホールのオペレーション輸出の実現に取り組み、国内のホール企業にフィリピン進出の機会提供を目指してきた。

 今回オープンするフィリピン版パチンコホールの屋号は《SONAR AMUSEMENT》。店舗は首都マニラから120キロ離れたタルラック市にある。

 AADの代表取締役会長に就任した田守氏は、「事業許可は11月23日。ゲームセンターとしてタルラック市長から許可を得た」と報告。国内の有力パチンコチェーンで知られる「夢コーポレーション」の松田泰秀元会長の個人会社「ピーコス」(東京都中央区)と現地法人とのタイアップ運営になると説明し、フィリピン進出第1号が松田氏になることを明らかにした。

 設置される遊技機はパチンコ、パチスロ、ビンゴゲームの3機種から選べる液晶機。パチンコ、パチスロはすべて液晶表示の疑似玉、疑似メダル仕様で、最大4機種まで搭載可能だ。《SONAR AMUSEMENT》には142台が設置される。同席したAADの山崎竜代表取締役社長は、「フィリピンではビンゴゲームが盛ん。今後の状況を見ながら4機種目の開発を進めたい。またマシンについては日本国内で特許も取得しており、今後は国際特許の登録も目指したい」と述べた。

 一方、遊技はICカードを介する形式。「あくまでもゲームセンターのマシン。ダイレクトにお金を入れるのではなく、カウンターで現金を払い、ICカードにポイント換算して、ICカードポイントで遊技する形になる」(山崎社長)という。出玉もすべてポイントでICカードに書き込まれ、そのポイントと景品を交換する。「建物周辺にはリサイクルショップや質屋があり、提供できる賞品単価にとくに上限はない」と補足した。

  • フィリピン進出を実現にこぎつけたアジア・アミューズメント開発の経営陣と、第1号店をオープンする松田氏(右から2番目)。中央はフィリピン仕様の遊技機『SONAR』。

    フィリピン進出を実現にこぎつけたアジア・アミューズメント開発の経営陣と、第1号店をオープンする松田氏(右から2番目)。中央はフィリピン仕様の遊技機『SONAR』。

-業界ニュース

© 2024 グリーンべると(パチンコ・パチスロ業界メディア) Powered by AFFINGER5