SANKYO、原価率改善などで増益を確保

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 SANKYOは5月11日、平成28年3月期決算短信(連結)を発表した。

 売上高は、対前年比6.4%減の1371億3000万円となった。新基準機への速やかな対応を図り、タイアップ機のほか版権に依存しないドラム機やハネモノ等、様々な仕様・ゲーム性の機種を投入したが、新基準移行前の旧基準機の販売競争や新基準移行後の需要の減少を受け、売上高は伸び悩んだ。

 一方、営業利益は対前年比42.3%増の188億2600万円、経常利益は同34.3%増の199億6500万円となり、増益となった。セールスミックスの変化や販売単価の上昇による原価率改善、研究開発費や広告宣伝費の減少等が寄与した。

 なお、固定資産の減損損失32億円を計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は104億8500万円(同20.1%増)となった。

 パチンコ機の販売台数は29万6000台となり、主にSANKYOブランドの「フィーバー宇宙戦艦ヤマト」、「フィーバーマクロスフロンティア2」、「フィーバー機動戦士ガンダム-LAST SHOOTING-」、Bistyブランドの「ヱヴァンゲリヲンX」、JBブランドの「パッションモンスター」、「グレート・ザ・キング」を販売した。

 パチスロ機の販売台数は8万台で、主にSANKYOブランドの「パチスロ マクロスフロンティア2 Bonus Live Ver.」、Bistyブランドの「ヱヴァンゲリヲン・希望の槍」、「ヱヴァンゲリヲン 魂を繋ぐもの」、「パチスロ機動戦士ガンダム覚醒」を販売した。

 次期(平成29年3月期)のグループ販売台数はパチンコ29万7000台、パチスロ8万台を計画。連結業績の見通しは、売上高1350億円(対前期比1.6%減)、営業利益160億円(同15%減)、経常利益168億円(同15.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益111億円(同5.9%増)としている。

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