2017年の時流・業界動向を2人のコンサルが預言

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来年の動向をいち早く知るため、多くの業界関係者が聴講した。

 グローバルアミューズメントは11月18日、都内で市場の動向&注力ポイント預言セミナー「時流預言セミナー2017-猿の絶滅-」を開催した。

 講師は、市場分析力に長けた2名のマーケッターとして株式会社風土の小山政彦代表取締役会長CEO、グローバルアミューズメントの青山真将樹代表取締役が務めた。

 小山氏は、2017年の時流予測を講演。直近のホットの話題としてアメリカ大統領選を挙げ、日本経済に及ぼす影響を説明し、アメリカのみならず、世界の国の動きが日本にどう関係してくるかを解説した。そして、2017年に中小経営者の考え方として、「組織論をしっかりと持つこと。来年は新卒のみならず、中途採用で優秀な人材を確保していくことが大事」と述べた。

 青山氏は2017年の業界動向について講演。パチンコ・パチスロ市場に関して、「来年はパチンコはミドルタイプがMAXユーザーの受け皿として、稼動が比較的安定しそう。パチスロに関しては市場は5.9号機へ向かい停滞し、店舗の順位変動は相当厳しい年になる」と推察。そんな中、青山氏は地域3番店以下の店舗で「10スロを最上限レート」とする店舗で成功事例が出てくると予想。「10スロは20スロと併用したら成功しないが、10スロが最上限レート且つ、20スロ並みの販促、入替で他店と価格差をつけることにより、支持獲得に繋がる」と提案した。

 経営面では「経営者が結果(数字)しか見れない企業は業績を落とす。現在の業界は結果が出にくいため、プロセスの良し悪しを判断できる知識が業績の維持・アップには必要不可欠。2018年くらいまでは、現場への教育投資ができるか否かが重要になってくる」と述べた。

 また、パチンコに関して青山氏は「MAX撤去後は牙狼魔戒ノ花の支持母体である高齢男性層を獲得できた機械が稼動の主軸として安定感が出る。継続率よりも高T1YやALL16R等、“当たったら毎回しっかりと出玉を獲得できる”ことが重要。現在市場の『ルパン』、『北斗無双』、『慶次』が有力」と提唱。一方パチスロに関しては「段々と新台に対するニーズが縮小傾向にある。さらに、初当たりが遠いART機の稼動シェアの減少が顕著で、このシェアの縮小が新台市場の縮小に繋がっている」とし、来年登場の新台では『モンスターハンター狂竜戦線』、『弱虫ペダル』等が遊びやすく、高稼動が期待されるとした。

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