業界企業向けの総合健康保険組合の設立へ

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 一般社団法人日本遊技関連事業協会(日遊協)は、合同会社DMM.com社と協力し、『一般社団法人アミューズメント産業雇用環境協会』の設立と、遊技業を含むアミューズメント関連産業を対象とする総合健康保険組合『アミューズメント総合健康保険組合(仮)』の設立を目指していることがわかった。

 健保組合の設立にあたっては、健保組合に加入を希望する企業を募り、一般社団法人に加盟してもらい、合同で総合健康保険組合の設立を申請する予定。

 健保組合では、企業及び従業員が負担している健康保険料の軽減や、アミューズメント関連企業の従事者にあわせた福利厚生や健康増進を行い、加盟企業の雇用・労働環境の改善を図っていく。

 日遊協によると、企業の従業員が加入する健康保険は、「協会けんぽ」と「健康保険組合」があるという。「健康保険組合」には、単一健康保険組合と総合健康保険組合の2つがあり、単一健康保険組合は各企業が自社で設立した健康保険組合で、総合健康保険組合は、同業種の複数の企業が共同で設立する健康保険組合となる。

 パチンコホール企業や遊技機メーカーなどアミューズメント業界の約99%が協会けんぽに加入しており、単一健康保険組合の企業や総合健康保険組合に比べて、企業や従業員の負担が大きいという。

 日遊協とDMM.comは設立の目的について、「アミューズメント業界の総合健康保険組合を設立することで、保険料率を協会けんぽより低く抑え、また、福利厚生を充実させることで、アミューズメント業界で働く全ての人々が、より安心・満足して働ける環境を整えたい」としている。

 保険料率の軽減により企業負担の軽減と従業員の手取り給料のアップによる従業員満足の向上などが見込めるという。

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