全日遊連総会、「ファンあっての大衆娯楽」を強調

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総会にあたり、「お客様あっての大衆娯楽」であることを訴えた阿部恭久理事長。

 全日遊連は6月20日、都内ホテルで第28回通常総会を開催した。

 総会の冒頭、挨拶した阿部恭久理事長は、ファン人口が減少し、厳しい営業が続いていることに対し、「遊技人口の減少の理由は、時代の変化、レジャーの多様化などの意見もあるが、お客様がパチンコから離れていってしまった最大の原因は、楽しく安心して遊ぶことができない現状のホールにある」と指摘。

 また、「以前は、ちょっとした待ち時間などで気軽に楽しめていたパチンコが、今では長時間の遊技が前提となり、資金もある程度用意した上で足を運ばなくては遊べない」と、手軽な娯楽ではなくなっている点を自省し、

「もう一度、遊技人口の拡大を目指すには、まずは私たちホール営業者が率先して、お客様あっての大衆娯楽であるという認識のもと、原点に立ち返ることが必要」と、原点回帰を訴えた。

 議案審議では全ての議案を可決承認。役員補充では新たに以下の理事を選任した。

・山本 篤(函館方面遊協理事長)
・松岡信吉(秋田県遊協理事長)
・趙 顕洙(埼玉県遊協理事長)
・平林憲男(長野県遊協理事長)
・掛川章男(奈良県遊協理事長)
・太田裕之(員外)

 なお、太田理事は、沖縄県警察本部長、兵庫県警察本部長、内閣府大臣官房審議官、東北管区警察局長、警察大学校長などを歴任。太田理事は、6月30日付で退任する片山晴雄専務理事の後任の予定。

 総会後の祝賀パーティーで挨拶した警察庁生活安全局保安課の山田好孝課長は、業界が一丸となって依存防止対策に重点を置きつつ、健全な娯楽となるための取組を推進することを要請した。

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